弾丸登山



 山梨と静岡の知事が、事故や高山病などを招く恐れがあると、富士山の「弾丸登山」の自粛を要請したとかいうニュースを先日見た。

「弾丸登山」という言葉は初耳だが、夜中に登って頂上で日の出を拝むのは、昔からあったこと。日の出だけではない、闇の中点々とつながる登山者の光の列、遠くに見える下界の灯火、暗闇あるいは星空の下夜を徹して崇高な山に登る、こんな経験をしかも安全にできる山は他にない。普通の人にとっては、これこそがオーソドックスな富士登山であろうと思っていたし、今も思っている。
50年前も、70才過ぎの7年前も夜中に登った。もっとも2回目は、体力が保たなかったら途中で泊まる(野宿も)か下山するつもりであった。

自分の体力やその日の体調に合わせて登ればよい、ただ、それだけのこと(自分も3回目は途中で敗退したし、4回目の昨年は、体力が続かず山小屋に泊まった)。当初の目論見通りにいっても行かなくても、全て自分で判断したのだから、当然自己責任。
やることが山積みで多忙なはずの知事さま方に、そんなことまで心配してくれなくてもよい、というのが最初に耳にした時の感想である。

 最近、気になっていることがある。行政が優し過ぎるというか、個人で決められることだからそこまで面倒を見なくてもよいのに、と思うことがしばしばある。
一方、市民側も、行政側に求め過ぎる。子供が転落して怪我をしないようにと、土手などに防御柵の設置を求める、などの類いである。
子供の頃を振り返ってみると、農村だったから今のような自動車交通はなかったが、小さな子にとっては其処いら中に危険ヶ所があった。殆ど全てが手作業だから、親たちも忙しくて余裕がなく、(兄姉たちも日中は通学でいなかったから)子供はほったらかしに近かった。安全設備のない流れる川に子供達だけで泳ぎにも行った。それでも、大怪我や死亡事故を聞いたことはなかった。

 今回のニュース、恥ずかしながら早合点していた。自粛要請の狙いは旅行業者へだったらしい。これなら理解できる、登山ツアーの場合、団体行動だと個人の体調管理が思うようにできないから体調不良が増え、また深刻なケースも起こるかもしれない。地域社会の許容能力を超え、行政のコストも増えることを懸念してのことであったろう。

「弾丸登山」とは、富士には似合わない嫌な言葉であるが、無鉄砲な無謀登山への牽制になるのなら、我慢しよう。行政のコスト増は、受益者負担で補うしかなかろう。

                              


尾根の風景


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(ウラナミアカシジミ


 蝶の仲間には、紋様が表あるいは裏の一方だけが美しいものがいる。

今回初めて見た()の魅力的な蝶は羽を広げてくれなかったが、もしウラナミアカシジミなら表側は単調で多分がっかりさせられたろう。


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(テングチョウ)


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(キタテハ)


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(サトキマダラヒカゲ)



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(ヨツメノメイガ


 ()の2種も初めてお目に掛かった蛾である。
この地域の活動家のホームページには、未だ見たことのない昆虫が沢山載っている。と云うことは、まだまだ新発見が期待できるということで、ウォーキングの励みになっている。

)の蛾には触角が3本半ある
もしや恍惚状態


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(オオネグロウスベニナミジャク

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